jinnosuke

『ねと見!』の管理人です。
昭和の終わりの方に北海道で生まれる。 専攻は哲学(インド哲学・仏教学)。 趣味は読書と散歩。愛読書は辞書。

キーワード
インド哲学仏教学/後鳥羽院と定家さん

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感想・レビュー

2022/2/16

【読書感想】精神科医Tomy『精神科医Tomyが教える 運を良くするたったひとつの正しい方法』

  精神科医Tomyが教える 運を良くするたったひとつの正しい方法 精神科医Tomy 出版社:日本文芸社 発売日:2021/03/10 好運の正体  twitter上で30万人近いフォロワーを持つ精神科医のTomy先生。  ゲイバーのママのような口調と見た目はインパクトが大きい。  本書はそんなTomy先生が認知行動療法に基づく科学的見地から、運気を良くする方法を解いてくれている画期的な一冊。  結論、その方法とは「正しい考え」と「正しい行動」に集約される。目標に対して正しく考え行動することで、成功への道 ...

後鳥羽院project

2022/9/20

【運命の四の宮】藤原定家『明月記』にみる後鳥羽院の姿 序奏

 本稿は、後鳥羽院生前の出来事のうち、院のその後の人生に影響を与えたであろう事柄を、公卿日記をはじめとした史料より抽出したものである。  注意事項として、記事内の各天皇および院の呼称は省略している。また本稿タイトルの「運命の四の宮」は、目崎徳衛『史伝後鳥羽院』の一節による。   ・その1 治承4年~建仁元年(第1巻)   ・その2 建仁2年~元久元年(第1巻)   ・その3 元久2年~建永元年(第1巻)   ・その4 承元元年~承元2年(第2巻)   ・その5 建暦元年~建暦2年(第2巻)   ・その6  ...

感想・レビュー

2022/1/28

【読書感想】高槻泰郎『大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済』

  大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済 高槻泰郎 出版社:講談社(講談社現代新書) 発売日:2018/07/19 世界最古の先物取引所、その実情  金融の歴史について書かれた本はあまたあるが、本書はその中でも先物取引の祖といわれる大坂・堂島米市場に関する最新の研究成果を報告してくれる良書である。  金融市場の暴走、それは現代に生きる我々もまた経験しているところだが、今のようにネット環境はおろか人力以外の情報伝達手段がない中でいかに証券的市場を形成したか、著者は豊富な史料をもとに解説してくれている。図版の ...

感想・レビュー

2022/1/25

【読書感想】ひすいこたろう『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー』

  あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー ひすいこたろう 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日:2012/12/26 人生最後の日に笑っていられるように  以前紹介した清水研『もしも一年後、この世にいないとしたら。』とも多少関連する内容の一冊だが、『もしも一年後~』が死に直面した患者と接する医師の視点から書かれているのに対し、本書は晩年を迎え「死」を意識しはじめた人の視点から描かれている。  人生の終盤、多くの人は自らの人生を振り返って「もっと冒険しておけばよ ...

感想・レビュー

2022/1/22

【読書感想】辻敦哉『髪が増える術――成功率95%のプロが教えるすごいメソッド』

  髪が増える術――成功率95%のプロが教えるすごいメソッド 辻 敦哉 出版社:ダイヤモンド社 発売日:2021/07/27 失われてしまう前になすべきこと  本書では、5000人の髪の悩みと対峙してきた理容師が、健康的な髪を取り戻すべく"髪を元気にする"アプローチが紹介されている。  育毛・増毛に関する商品や書籍、またネットの記事などはそこかしかに累々としているが、本書はそのどれよりも簡潔かつ詳細に元気な髪を取り戻すための方法を示してくれている。  日頃の習慣にはじまり、定番のシャンプー方法。また髪トラ ...

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2021/12/28

【読書感想】文春オンライン特集班『娘の遺体は凍っていた 旭川女子中学生イジメ凍死事件』

  娘の遺体は凍っていた 旭川女子中学生イジメ凍死事件 文春オンライン特集班 出版社:文藝春秋 発売日:2021/09/10 同じ悲劇を二度と繰り返さないために……  今年3月、凍死体として発見された廣瀬爽彩さん。学校でのイジメを苦にした自殺。  その後、この事件は大々的に報じられ、それは海外でも取り上げられるほどだった。そこにメスを入れた文春オンラインによる取材手記。    正直、読んでいても胸糞悪くなる事件の真相である。  普段なら芸能人のゴシップをすっぱ抜くなど、良い意味でも悪い意味でも存在意義を示 ...

感想・レビュー

2021/12/26

【読書感想】堀元見『教養(インテリ)悪口本』

  教養(インテリ)悪口本 堀元見 出版社:光文社 発売日:2021/12/21 世界一オシャレな罵倒の言葉  ときどき本家の方でも紹介しているゆる言語学ラジオのプロデューサー兼出演者の堀元さんの著作。「うんちくオジサン」の自称に恥じぬ教養の高さを動画内でも存分に発揮してくれていますが、本書ではそれに輪をかけて、言われた瞬間ハトが豆鉄砲を食ったような表情になること請け合いの底意地悪い(←褒め言葉)罵詈雑言が並んでいる。  「相手を罵倒するにも知性でオシャレにやってやろうぜ!」と、いつもの口調で言っているか ...

感想・レビュー

2021/12/24

【読書感想】伊藤俊一『荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで』

  荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで (中公新書) 伊藤俊一 出版社:中央公論新社(中公新書) 発売日:2021/09/25 古くて新しい中世日本の経済史  古代から中世にかけ、日本経済の基盤であった荘園。その成立から解体までの歴史を比較的新しい論点で語られている荘園通史。内容は大学の講義レベルで、圧巻の一言。  本書では主に"領域型"荘園に焦点をあてた解説がされている。グラフなどを多用し、気候変動や飢饉・災害、政治的変遷との関連が紐づけられており、ビジュアル的にも理解しやすい。また行政・司法からの視 ...

後鳥羽院project

2021/12/17

藤原定家『明月記』にみる後鳥羽院の姿 その7 承久元年~嘉禎元年・その後(第2・3巻)

     後鳥羽院像に迫るための資料  (甚之助蔵 『大日本史料』第4輯、東京大学史料編纂所、昭和43年)   ・【運命の四の宮】藤原定家『明月記』にみる後鳥羽院の姿 序奏   ・その1 治承4年~建仁元年(第1巻)   ・その2 建仁2年~元久元年(第1巻)   ・その3 元久2年~建永元年(第1巻)   ・その4 承元元年~承元2年(第2巻)   ・その5 建暦元年~建暦2年(第2巻)   ・その6 建保元年~建保6年(第2巻)   ・その7 承久元年~嘉禎元年・その後(第2・3巻) 目次 ●藤原定家 ...