【読書感想】浅利昌男『どうぶつのおちんちん学』

 
 どうぶつのおちんちん学
 浅利昌男 監修
 出版社:緑書房
 発売日:2018/11/10
 

生殖器、そこに秘められた生き物の不思議。

 先日、Youtubeチャンネル『ゆる言語学ラジオ』の動画内で紹介されていたので再読した本。
 以前にもこちらで紹介しようかなとも思っていたが、「タイトルがタイトルだし……」と躊躇した次第だったが、改めて読んでみるとやはり知的好奇心をくすぐられたので紹介したい。

 小学生が喜びそうな可愛らしいタイトルと絵本を思わせる表紙、まずこれに騙されてはいけない。
 本書は爬虫類と哺乳類に焦点をあてた比較解剖学の専門書である。しかも獣医学の専門家たちが執筆・監修しているガチものだ。繰るページ繰るページ専門用語が並んでいて、この分野に明るくない人にとっては難解といっても過言ではない代物となっている。
 生殖器の部位説明にはじまり各動物特有の形態、様々な条件下での射精の違いや精細胞の発生過程など、おそらくはこうした分野での研究を目指す学生向けに書かれた書物なのだろう。しかも、一見すると口外することさえ憚られる内容を、その道の専門家たちが大真面目にかつ真摯に論じているのだから圧巻である。

 殊、個人的に興味深かったのが、哺乳類の中で人間にだけ陰茎に骨がないという話しである。
 旧約聖書『創世記』にあるアダムとイブの逸話で、イブはアダムの肋骨から造られたという記述があるが、現代人類の男女間で肋骨の数は同じである。ひょっとすると、この記述は”その”骨を示唆しているのではないか? ……などと想像を掻き立てられる。
 
 いや~ホント水野さん、良書読んでるなぁ。。。
 
 Amazon
 
 オスとメスはどちらが得か?(祥伝社新書)
 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする