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【読書感想】西村ゆか『旦那様はひろゆき』

 
 だんな様はひろゆき
 西村ゆか 原作 / wako 漫画

 出版社:朝日新聞出版
 発売日:2021/10/20

論破王という名のふしぎな生きもの

 最近はYoutubeなんかにもちょいちょい登場するようになった、ひろゆきさんの彼女というか奥さんというか家内というか細君というか妻の西村ゆかさん。Twitter上で投稿されたひろゆきさんの知られざる日常が話題を呼び、ゆかさん原作で書籍化された本書。日頃、「論破王」などと称されてネット上で話題をさらっているひろゆきさんの意外な一面を垣間見れることだけあって、話題を呼んだ。
 2022年年末前後に街録さんのYoutubeチャンネルにて、ゆかさんひろゆきさんと立て続けに取り上げられたこともあって再読した。
 cf,西村ゆか/ひろゆきと結婚パリ移住/原因不明の難病発症/1歳から母子家庭も高校通うため生き別れの父と…
   【感動】フランスまで行ってひろゆきに聞いた「2ちゃんねる」「裁判と移住」「統●教会」「ヒカルは○○だ」
 街録さんの動画で、特にゆかさんの方ではひろゆきさんとの馴れ初めや普段の生活のことなどが多く語られているが、本書で描かれている日常はwakoさんの作画と相俟って語り言葉とはまた違ったリアルそのものだ。なにより、普段メディアではまず出ることのないひろゆきさんの姿ではあるものの、「さもありなん」と感じられるから面白い。ゆかさん自身の半生もなかなかに壮絶ながら、比してそれがまともに思えてくるからなお興味深いのだ。それでも読み終ると、この夫にしてこの妻またこの妻にしてこの夫という絶妙に和ましい関係性が感じられる。「どうぞ末永く仲良しで・・・」と、そんな言葉が自然と漏れ出してくる。
 他者の日記や日常生活に興味をそそられるという人が一定数いる。私もご多分に洩れないのだが、そうした意識は「のぞき趣味」的なチープなものではないと思う。偉人の伝記や小説が自分とは違った人生をなぞることと例えられるように、そうした意識も自分と違った「生活」や「日常」をなぞることなのだろう。まして、普段の姿との乖離があればあるほど、どこかその人物の奥深さあるいは振り幅の大きさのようなものが感じられてならない。
 
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