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『ねと見!』管理人の雑記帳

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本

感想・レビュー

2019/12/16

【読書感想】阿刀田高『ブラックジョーク大全』

 新装版 ブラックジョーク大全 阿刀田高 出版社:講談社(講談社文庫) 発売日:2007/08/11 小気味いい珠玉のブラックジョーク集  個人的に皮肉や風刺、ブラックジョークを聞くのも言われるのも考えるのも好きだ。  エッジが効いていればなおのこと面白がってしまう。もちろんTPO的なものを考えて、他人様に言うようなことは極力避けてはいるが、喉元まで出かかることはしばしばある。    本書の著者はショートショートを得意とする阿刀田高氏だが、ミステリーにブラックジョークももちろんお手の物。今でも使われるよう ...

感想・レビュー

2019/12/12

【読書感想】宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』

  ケーキの切れない非行少年たち 宮口幸治 出版社:新潮社(新潮新書) 発売日:2019/07/12 今まで見過ごされてきた非行少年たちが抱えていた問題と、その解決への道筋  センセーショナルなタイトルと、帯に付された異様な絵。  精神科医である著者が少年院に法務技官として勤務していた際、実際に目の当たりにしたものだという。  犯罪を犯した少年たち。かれらをそうした行動に向けさせたのは、家庭や学校といった社会的環境だけではなく、もっと根深い問題だった。  昨今「発達障害」という言葉を耳にするようになって久 ...

感想・レビュー

2019/11/30

【読書感想】スズキナオ『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』

  深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと スズキナオ 出版社:スタンド・ブックス 発売日;2019/11/01 市井に生きる人が市井に暮らす人々と紡ぐ生活史。  かれこれ10年以上も個人ニュースサイトなんかやっていると、日々巡回するサイトやブログにも愛着というか、それなりに「お、今日もやってるな~」と常連面した居酒屋の客のような感覚を持ってしまう。そしてその中でも、「ここは絶対外せないな」などと思うものも出てきて、多分わたしが最初にそう感じたのが平民新聞さんだったと思う。  その平民新聞の平民金 ...

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2019/11/23

【読書感想】角幡唯介『極夜行』

  極夜行 角幡唯介 出版社:文藝春秋 発売日:2018/02/09 人間の作り上げてきた文明の外に出る。そして真の闇の中を彷徨い、本物の太陽と出会うための旅の記録  北極圏において一日中太陽が沈まない「白夜」は、その奇異さからテレビ番組などでも特集されることも多いが、その正反対に一日中太陽が昇らない「極夜」があることを知る人はどのくらいいるだろうか?  日本で四季が起こる理由と同様、理屈で考えてみたら当然のことなのだが、言ってしまえば闇夜が来る日も来る日も続くという環境がテレビ的に映える訳でもないので、 ...

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2019/11/21

【読書感想】岸政彦『図書室』

  図書室 岸政彦 出版社:新潮社 発売日:2019/06/27 忘れてしまった大切な思い出の空気を詰め込んだ玉手箱  社会学者・岸政彦氏の中編小説とエッセイからなる本書は、昭和の終わりの頃の雰囲気漂う大阪が舞台の作品だ。  前半の小説は、一人の中年女性が日々の何気ない喧噪の中で、ふと忘れかけていた古い公民館の図書室をめぐる尊い思い出を回帰するというもの。思い出のそれ自体に取り立てた大事件があるわけではなく、一連のストーリーの中に淡々とした小さなエピソードが重層的に積み重なった印象がある。決してポジティブ ...

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2019/11/14

【読書感想】永田カビ『現実逃避してたらボロボロになった話』

現実逃避してたらボロボロになった話永田カビ出版社:イースト・プレス発売日:2019/11/07 「そうするしかなかった!」「そうするっきゃない!」現代的無頼派、つまりはマットウな表現者の叫び  『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』などの永田カビ先生の新作エッセイマンガ。  発売されるやいなや、賛否両論さまざまな感想がネット上を賑わしている。    というのも、本作で取り上げられている騒動が今までのエッセイ作品に比べてかなり深刻なものであるばかりではなく、作者の根底にあるであろう「寂しさと愛」というとて ...

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2019/11/6

【読書感想】F・サガン『悲しみよ こんにちは』

  悲しみよ こんにちは フランソワーズ サガン 作 河野 万里子 訳 出版社:新潮社(新潮文庫) 出版日:2008/12/20  フランス文学史に燦然と輝く青春小説の聖典。18歳の少女が瑞々しい感性で描き上げた人間の愛憎劇。  フランスの女流作家フランソワーズ・サガンの代表作にして、彼女を一躍世に知らしめた作品。  青春期の男女を描いた小説としては20世紀最高の傑作など絶賛される。  ネタバレにもなってしまうのでものすごくざっくりとしたあらすじしか書かないが、早い話し、主人公の少女が父親の再婚を阻止すべ ...

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2019/10/31

【読書&音楽感想】『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』

  阿部 謹也 訳 出版社:岩波書店(岩波文庫 赤455-1) 発売日:1990/05/16   中世ドイツの奇人による糞尿譚。下品極まりない逸話の中に垣間見える中世ヨーロッパの賤民世界と、上流階級への痛切なるアイロニー。        日本ではあまり馴染みのない名前かもしれないが、ヨーロッパ、特にドイツ周辺国では幼少時から絵本などを通じ、文字通り子供から大人まで知っているティル・オイレンシュピーゲル。日本の"吉四六"などと比されたりするが、ティル自身はかなり強烈ないたずら好き、スカトロ趣向の持ち主なので ...

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2019/10/28

【読書感想】『つながりっぱなしの日常を生きる ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの』

  つながりっぱなしの日常を生きる ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの ダナ・ボイド 著  野中モモ 訳 出版社;草思社 発売日:2014/10/09   若者にとっての"社会=公(パブリック)"とインターネットに対する親子間の認識のギャップ、その背景にあるもの。  少しラフな感じを受けるタイトル。そしてキャッチ―な表紙イラスト。  副題の「ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの」という言葉から分かる通り、本書はインターネット、その中でも特に若者によるSNS利用について、その背景にある問題や影響な ...

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甚之助(じんのすけ)

『ねと見!』の管理人です。
昭和の終わりの方に北海道で生まれる。 専攻は哲学(インド哲学・仏教学)。 趣味は読書と散歩。愛読書は辞書。

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インド哲学仏教学/後鳥羽院と定家さん

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