【読書感想】Testosterone『筋トレは必ず人生を成功に導く 運命すらも捻じ曲げるマッチョ社長の筋肉哲学』

 
 筋トレは必ず人生を成功に導く 運命すらも捻じ曲げるマッチョ社長の筋肉哲学
 Testosterone
 出版社:PHP研究所
 発売日:2018/01/23

筋肉が人生を救う! 筋肉”バカ”になる効能

 昨今巷を賑わす筋トレ。
 本書は筋トレの効果効能を示すだけではなく、そこから導かれる人生訓にまで至る熱き一冊だ。
 前半部では筋トレが日常生活に与えるメリットを、後半ではそこから学べる人生の本質を説いている。

 筋肉トレーニングが普段の生活に与えるメリットについては、脳科学的な側面をはじめとして様々な研究が報告されている。
 しかし本書は筋肉を抜きにしても、人生そのものについて深く考えさせられるものとなっている。特に第2章の「筋トレで学べる、人生の本質」は一読に値する。
 実際のところ、本書で解かれているのは根性論そのものだ。しかし、「緊張せずに高いパフォーマンスを発揮するには圧倒的に努力すること」「壁は着実に前に進んでいる証拠で、ぶち当たれる人はその前までたどり着いた者だけ」といったように、筋トレから学びえたことが人生の様々な場面に転用できることを本書は伝えてくれる。
 ましてそれが自分自身という唯一無二の肉体を鍛える中から出てくるものであるから、結果は目に見えて分かる。
 私自身、大学に入ってから古武道を二流派ほど習得したが、実際それらを身につけた後、例えば嫌味な相手と対峙した時に「(なんならコイツ一瞬で締め落とせるんだけどな)……」と感じた面が数多くある。武道経験者が素人に手を挙げることは絶対NGだが、経験したことが気持ちの上だけでも優位に立てることは確かだ。それだけで余裕が持てる。
 精神的な余裕は、そのもの生き方への余裕へもつながる。

 努力したことが必ずしも成果へとつながるとは限らない。
 しかし「頑張った」という事実は間違いなく自らの味方となってくれる。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする