【読書感想】加藤容崇『医者が教えるサウナの教科書――ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?』

 
 医者が教えるサウナの教科書――ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?
 加藤容崇
 出版社:ダイヤモンド社
 発売日:2020/03/04

清く正しいサウナのすすめ

 近年”サ道”として書籍やドラマでも取り上げられ、ますます人気の高まっているサウナ。
 本書では、ガンと神経疾患の専門医がサウナのマナーから効果効能まで、医学的見地から幅広く解説してくれている。ちなみに著者は日本サウナ学会の理事も務める。

 サウナの入り方として、サウナ→水風呂→外気浴という流れを繰り返すことはサウナ好きの中でも知られていることだ。
 しかし朝と夜とでその入り方が違うことなど、あまり一般的に知られていないことに対しても具体的な数字やエビデンスに基づいた解説がされており、とても説得力がある。
 また一連のルーティンをこなす上での目安も明確で理解しやすい。DMNという脳のアイドリング状態がなくなることで、瞑想に近い効果が得られるというあたりの話しは、サウナ好きがよく言う「ととのう」ことの意味と相俟って、目からウロコの知識だ。

 サウナ歴の長い人はより丁寧に入らないとととのわなくなるという話しを聞いてことがあるが、本書はそんなベテランから初心者まで幅広く、サウナとの付き合い方を見直させてくれることだろう。
 なにより、読んでる間からすぐにでもサウナに行きたい衝動に不思議と駆り立たせられる。

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