【読書感想】サチン・チョードリー『これからの時代のお金に強い人、弱い人』

 
 これからの時代のお金に強い人、弱い人
 サチン・チョードリー
 出版社:フォレスト出版
 発売日:2018/07/06

お金が貯まる人の理由、貯まらない人の理由

 巷にはお金に関する書籍が山ほど出回っているが、どれも似たり寄ったりの内容だと感じている人も多いだろう。しかし本書では、それら多くの書籍に共通して主張されているポイントをギュッと絞り出し、そのエッセンスが全面的に網羅・集約されている。
 日本ではどうしてもお金を持つこと、大金を稼ぐことにネガティブな印象を持つ人が多い。それは文化的な背景として「清貧」であることを美徳とする国民性に由来する。だが、インド出身の著者からすると、それはまるきり違和感を覚える状態のようだ。そこで、お金を多く保持することと「清貧」であることは本来同じ次元で語ることのできない別物であることが、本書の大前提として示されている。それはまさしく、お金に対する価値観のパラダイムシフトを想起させる。

 本書の特徴として、お金に「強い人」と「弱い人」の特徴の対比が根本的な部分から数多く示されている点があげられる。お金に強くなるためのルール、具体的な行動方法、目標を定めて自分を変える意志力。その全てが明確で、”要”の部分が把握しやすい。
 はやい話し、それは「正しく努力する」方法である。「自分を管理できている」という意識がお金という形で還元されている姿だ。すなわちその人の言動に”管理”という考え方が入っているか否かという問題である。自分の人生は自分で決める、そうした「生き方」への問い立てといえるだろう。
 本書を読むと、「ハングリー精神」とは何だったか、そんなことを思い出させてくれる。
 
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 本当の自由を手に入れるお金の大学
 

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